スマートな生活への試行錯誤

仕事上ほとんど家の中にいる生活です。狭い中でいかにスマートに効率よく暮らすか考える極めて個人的に偏っているブログです(^_^;)

テープ起こしというお仕事

私は2014年の夏からテープ起こしの仕事を始めました。


テープ起こしという仕事を選んだのは、長時間、人の話を聞くのが苦痛ではないこと、若い頃はコンピューター関係の仕事をしていて、かつピアノを10年以上習っていたのでブラインドキータッチが得意だったこと、外へ出て人と接する仕事をすると神経を酷使してすぐ疲れてしまうこと、などが理由としてありました。

 

ネットでテープ起こしの仕事をくれる会社を探したのですが、当時、どこも求人は経験者ばかり。未経験OKの大手の会社をやっと見つけて試験を受けるも、「採用は見送らせていただきます」とのこと。課題自体は難しくなく割と自信満々だっただけに、年齢のせいか?社会人としてのブランクがあり過ぎたか?と落ち込みました。


その後、未経験OKの小さな会社の試験を受けたけれども、かなり課題が難しかったので駄目かと思いきや、合格。代表の方もとても人間味あふれるいい方だったので、これはご恩に報いなきゃ!という思いで、今までずっとここのオフィスからお仕事をいただいています。


ただ、ここのお仕事だけでは時間が有り余ってしまうので、2016年春に別の大手の会社の試験を受けて、そこからもお仕事をいただくようになりました。ここは表記の仕方がかなり細かく決められており、チェックもなかなか厳しく、かつ2時間以上の音声を1人で起こす案件もあるので、かなり根を詰める日々が続いています。


テープ起こしの仕事は、はっきり言って報酬と作業時間とが見合いません。最近は音声認識も進んできているので、少しは時間短縮になるのかもしれませんが、専門用語や固有名詞をネットで調べながら打ち込みをしていくと、かなりの時間がかかります。私の場合、話す人のスピードにもよりますが、10分のテープ内容を起こすのに1時間弱かかります。終わった後、もう一度聞き直しをして最終的な修正をすると音声時間の2倍以上の時間がかかってしまいます。会社や、また繁忙期か閑散期かによっても料金が違いますが、1分100円で60分の音声ファイルを起こすとしたら6,000円の報酬。6時間で起こして2時間で見直すと作業時間は8時間となり時給にすると750円……。外でバイトしたほうがずっと効率的です。


それでも辞めないのは、仕事を通していろんな業界のいろんな立場の方の話が聞けるからです。1つの所に勤めていたら、その会社が扱う物を中心に集まってくる人の話しか聞くことがないでしょう。でもテープ起こしでは、私の知人が1人もいない海運業や建設業の話が聞けたり、いろんな業界でどんな進歩があるかとか、こんな新しい動きがあるとか、働いている人にはこのような要求があるというようなことを身近に感じとることができるんです。家の中にいるだけで。


テレビでもいろいろ情報を得ることはできます。でも最近、どうもテレビ番組の作り手としての思いが見えてしまうことが多いので、テレビ番組をそのままうのみにすることができなくなりました。素晴らしい番組、興味深い番組も多いのですが。


ということで、何だか長くなりました。

極力、仕事の効率を良くするための方法をいろいろ探っていきたいと思っています。